花兄園の想い
花兄園の「花兄」とは、梅を指す雅称です。
「早春、梅は他の花に先駆けて花を開く。そのような仕事をするように」と社長(大須賀木)が起業の際に義父から贈られたものです。花兄園ではその想いを大切にし、安心・安全・おいしさにこだわり、卵の生産を要に、無添加プリン、シフォンケーキ、マヨネーズ等の製造を行っております。
鶏の飼料には人間の身体に影響を与える可能性があるものをなるべく使わず、non-GMO(非遺伝子組み換え)の分別生産流通管理済のものを使用しています。ですので、小さなお子様からご年配の方まで、安心して食べられるたまごを作ることができます。
創業者の想い
はじまり
花兄園の代表である大須賀木(おおすかこだち)は、元々は大手食品会社で家畜のエサの配合を決める仕事をしていました。そこでは家畜を早く大きくするため、病気を予防するためといった名目で、抗生物質・抗菌剤を多量に投入する現実があり、次第に不安や危惧、違和感を覚えていきました。
その後設立した花兄園は「自分が食べたいと思えるものを作る」というポリシーに基づいて、エサの配合設計・販売・鶏卵生産を始めていくことになります。
挑戦
鶏のエサの主原料は「トウモロコシ」で、そのほとんどは海外からの輸入です。
しかし、それらの原料は輸送中に虫が発生するのを抑えるため大量の農薬が散布されており、出荷元の海外生産者の中にも健康被害を訴える方がいるほどでした。そこで大須賀は、収穫後に農薬を使用しない輸入を試みました。
そんな中、同じ考えを持つ千葉県の生産者とタッグを組み、日本初となるPHF(収穫後無農薬)のトウモロコシを輸入し、畜産飼料に利用する道を拓きました。当初は輸入ロットが多量で価格が高かったこともあり、使い続けるには大変な苦労がありましたが、考えに賛同してくれる生協や消費者が徐々に現れ、ようやく仕事として成り立つようになりました。
これから
社長の大須賀は安心・安全に対する想いが強く、東日本大震災が起きるまでの36年間、雛から完全無薬(法定ワクチンは除く)で鶏を育てていました。完全無薬のたまごこそが、花兄園の強み・オリジナリティでもあります。
しかしながら、震災と原発事故の影響により所有していた農場の7割が閉鎖となり、雛からの完全無薬が一時的に中断してしまいました。これにより花兄園は大きな打撃を受けましたが、それでも諦めず、現在は完全無薬の復活に向けて積極的に動いています。
安心・安全なお菓子作り
「安全でおいしいたまごを、より多くの人に知ってもらいたい」と考えていた時に浮かんだのが「プリン」でした。プリンは赤ちゃんからご年配の方にも食べてもらうことができ、その原料にはたまごを使用しています。ちょうどその頃、社長夫人が地元のお祭りで提供した手作りのプリンが大評判になったことも重なり、形の悪いたまごが出た時に少しずつプリンを作り始めたのが、現在の花兄園プリンの原型です。
その後「株式会社花兄園フーヅ」を設立し、プリンや美味しいシフォンケーキなど、 自社のこだわりたまごを使用した加工品の製造・販売を開始しました。
中でも自慢の「花兄園プリン オリジナル」は、たまご、牛乳、砂糖、生クリームだけを使った素朴な味わいのオーソドックスなカスタードプリンです。
プリン以外にも、シフォンケーキやクッキーなどの焼菓子にもラインナップを広げました。
花兄園のシフォンケーキはベーキングパウダーを使用しておりません。新鮮なこだわりのたまごは卵白に張りがあり、ベーキングパウダーを入れなくとも、ふんわりと膨らみます。ふわふわでしっとりとした食感と優しいたまごの風味をお楽しみいただけます。
花兄園のクッキーは近所にあった洋菓子屋さんにレシピと製造方法を教わって作った商品です。昔から近隣住民に愛されてきた洋菓子屋さんが廃業されることとなり、ケーキは作れないものの、大好きなクッキーだけでも残せないかとお願いして教えていただきました。
お菓子も花たまご同様に、安全でおいしいものを目指して、スタッフが愛情をもって丁寧に製造しています。
直営店舗のプリン
直営店舗では、10種類の定番プリンを取り揃えております。時期によっては旬の食材を使った限定のプリンや、期間限定商品もございます。
商品のお取り置き、予約も受付しております。お早目に直接の店舗でお申し込みいただくか、平日の営業時間内にお電話でお申し込みください。
春季
夏季
夏季
秋季
秋季
冬至
クリスマス/バレンタイン
直営店舗の焼き菓子
ベーキングパウダーを使わないシフォンケーキ、地元で昔から愛されているクッキー、マドレーヌなど、直営店舗では、焼き菓子もご用意しております。
プリンやたまごと合わせて、詰め合わせのギフトもご用意いたします。お土産やお礼の品などにご活用ください。